5分で分かる!初めてのロックショアの場所選びとタックルを解説!
「デカい魚を釣りたい!けど、どこに行って仕掛けはどうすればいいの!」
「ロックショア(ショアジギング)はデカいの釣れるイメージあるけど周りで釣りしてる人はいるがエギングとかシーバス釣りでロックショアしてる人はいない」
「どうすればいいんだろ……」
過去の僕がそうでした!
しかし今ではロックショアにハマり毎週1人で磯に出かけてます笑
そんな僕が皆さんの初めてのロックショアの力になれば幸いです💪
この記事では、「ロックショア初心者講座」として、場所選びとタックルをわかりやすくご紹介します。
1、ロックショアとは
外洋に面した磯場で、ルアーを使い大型青物であるブリ ヒラマサ カンパチや荒磯の王者と言われるヒラスズキを狙う釣りです!
場所によってはGT(ロウニンアジ)やマグロもターゲットになって来ます。
外洋に面した磯での釣りという事もあり、打ち寄せる波飛沫に晒されたりして、落水や転倒も起こる為、決して安全で楽な釣りではないです。
けれど目の前に人工物がなく、自然にできた岩礁や波が磯にぶつかる音を聴きながら潮の流れを読み解いて、苦労して一匹を釣り上げるという喜びは、他にないものがあり大変魅了される釣りです。
どこで釣りをする?釣れる場所は外洋に面した磯!
なぜ外洋の磯なの?近くの内海では釣れないの?
✅外洋で釣る理由
- 内海よりも外洋の方が潮通しがいい
- 潮通しがいいとプランクトンが多い
- プランクトンを食べに小魚(ベイト)がくる
- その小魚(ベイト)を食べに大物がくる
以上の4点です
ターゲットのエサとなるベイトが重要です。
ベイトの行動を考えると、おのずと外洋になってくるでしょう!
なぜ磯?堤防じゃダメ?
堤防でも全然チャンスはあります!
ただ、大物を狙うのであれば、堤防よりも磯の方がチャンスがあるというだけです!
なぜかと言いますと、
- 堤防よりも磯の方がかけ上がり沈み根があり、潮が複雑に絡み合う
- 潮がぶつかったところへベイトフィッシュが集まる
以上の理由で、外洋の磯は大物を釣るチャンスがたくさん!と言うことになります!
だから!大物狙いの人は磯に行くんだね!
2、ロックショア(ショアジギング)で使用するタックルは??
ロックショアでは不意に大物がきますので、その為に必要なタックルがありますが今回は初心者おすすめのタックルを紹介します!
まずはこれを基準に揃えてもらえると大丈夫です!
- ロッド
- リール
- ライン
- ショックリーダー
- ルアー
順番に解説します!
2-1どんなロッドが必要?
1. ロッドの長さ
- 長さは10〜11フィートが標準的です。長いロッドは飛距離が出やすく、磯場からの釣りで足場が高い場合に有利です。一方、短いロッドは操作性が良く、近距離でのやり取りがしやすいです。
2. 硬さ(パワー)
- ロックショアでは大物がターゲットになることが多いため、強いパワーのあるロッドが必要です。ロッドの硬さは「M(ミディアム)」から「H(ヘビー)」が一般的で、獲物に合わせて選びます。
- 青物(ブリ、ヒラマサなど)を狙う場合は、特に強めのロッド(Hクラス以上)がおすすめです。
3. キャストウェイト(ルアーの重さ)
- ロックショアで使用するルアーは重たいことが多いため、キャストウェイトが大きいロッドを選ぶことが重要です。一般的には40〜100g程度のルアーを扱えるロッドが良いです。
- 特に遠投性能を重視する場合、50g以上のルアーを使うことが多く、これに対応したロッドが求められます。
4. ティップ(穂先)の感度
- ティップの感度が高いほど、ルアーの動きを正確に感じ取れ、魚のアタリもキャッチしやすくなります。感度が良いカーボン製のロッドがおすすめです。
5. 重量とバランス
- 長時間のキャスティングやリトリーブを繰り返すため、ロッドの重量も重要です。軽量でバランスの良いロッドは、疲労を軽減しつつ、快適な操作性を提供します。
6. 耐久性
- 磯場は過酷な環境であるため、ロッドの耐久性も非常に重要です。特にガイドやブランクの強度が高いものを選びましょう。
7. リールシートの位置
- 磯場での釣りは大きな魚とのファイトが発生するため、リールシートの位置が手に馴染むか、しっかり確認することが大切です。ロッドの握りやすさも長時間の釣りには影響します。
これらのポイントを考慮して、狙う魚種や釣り方に合わせたロッドを選ぶことが成功のカギです。
2-2どんなリールが必要?
今使ってるリール使える??
ロックショアでのリールは通常よりは大きめのスピニングリールがオススメです!
- 大物と対峙するため太いラインを多く巻く
- 小さめのリールだとドラグがもたなくなり壊れる可能性がある
- ベイトリールに比べてライントラブルが少ないので、特に初心者はスピニング一択です
Mクラスのロッドでは4000番〜5000番のXGスピニングタイプ
MHクラスでは5000番〜6000番のXGのスピニングクラス
※XG(エクストラギア)とは1回転の巻き取り量が多くなります。その為ショアで使う釣りにオススメになります!
2-3どんなラインが必要?
ロックショアではPEラインを使いましょう!
ナイロンラインやフロロカーボンラインといった糸よりも伸びにくく、細くてしなやかで強いのが特徴です。
その特徴による大きなメリットは2つです。
- 高感度
伸びにくいため手元に伝わりやすく、魚の細かいあたりなどの反応をはっきりと感じ取れます。とくにキャステイングで遠投した際においては重要です。 - 飛距離
細くてしなやかなため、キャステイングで遠投した際に空気抵抗や摩擦抵抗が少なくなるので遠くまで飛ばせます。ロックショアではナブラやボイルしたところまで遠投することが釣果に繋がりやすいのでPEラインが必須です。
リールに合わせた号数を、巻きましょう!
メタルジグを遠投した場合は100m飛んで、深さが30mで合計130mになります。
大きい魚がかかった時の事を考慮すると多めの糸巻き量がオススメです!
その為に、個人的には300mは巻きたいです!
参考までに!
- 4000XG=1.5号320m
- 5000XG=2号300m
- 6000XG =3号300m
2-4ショックリーダー(ナイロンライン)
釣りにおいて使われる特別なライン(メインラインとルアーやフックの間に繋がるライン)で、主にキャスティング時の衝撃や大物との戦いによる強い引っ張りのために使用されます。主に以下のような特徴があります。
衝撃吸収:キャスト時の瞬間強い力(特に重いルアーやジグを投げる場合)や魚との戦いで覚悟の上で、ショックリーダーはメインラインよりも太くて強度があります。ショックリーダーとは、キャスティングやフッキング時の際に大物が来た際に急激なショックをやわらげる役割があります。
ナイロンとフロロがあるけどどっちがいいの??
ナイロンラインがオススメです!
理由は以下の3つです
- 伸縮性が高い(クッション性)
ナイロンラインは伸びやすい特性を持っており、魚が暴れた時の衝撃を吸収します。これにより、ラインが突然切れるリスクを軽減できます。例えば、PEラインやフロロカーボンライン衝撃だとラインが切れやすいですが、ナイロンラインなら伸びることで衝撃を緩和できます。これは特に大物を狙う際に有利です。 - コストパフォーマンスが高い
ナイロンは他のラインと比べて安いです。 頻繁にラインを交換するシーンでは経済的なメリットが大きいです。 特に磯ではルアー回収の際や魚とのファイトの後に傷がついてたりすると交換のペースが速くなります。 - 扱いやすさ
ナイロンラインは柔軟性があり、結びやすく、糸ヨレも少なく、キャスティングがしやすいです。これは初心者や、結び直しが多いロックショアに向いています。また、ルアーのアクションをナチュラルに演出できます。
ナイロンラインがオススメは分かったけど、長さはどれくらいにすればいいの??
長さは好みですが、1ヒロ(両手を広げた長さ)以上にする事が多いです!
私は3ヒロとります!理由はPEとリーダーの結束部のガイド干渉が気になるからです!詳しくはこちらをご参照ください👇
2-5結束方法(PEラインとショックリーダーの結束)
ロックショアでの結束方法には有名な物だと4つあります。
特徴 | 結び方 | 使用状況 | |
FGノット | 強度が高く、キャスティング時にガイドに引っかかりにくい。 | PEラインをショックリーダーに巻きつける形で、非常にスリムなノットができます。 | ショアジギングなどの遠投が求められる釣りに最適です。 |
PRノット | FGノットよりも強度が高いとされ、特に大型の魚を狙う場合に有効。 | 専用のノッターを使って、PEラインをリーダーにしっかりと編み込む方法。 | 強度が求められる場合や、大型魚が対象の釣りに向いています。 |
SFノット(Sebile Knot) | 比較的簡単で、強度も高い。 | PEラインとショックリーダーを交互に編み込む形で結束。 | 結びやすさと強度のバランスが良く、ショアジギングにも十分対応可能です。 |
トリプルエイトノット(Triple Eight Knot) | シンプルで結びやすいが、FGやPRノットに比べて若干強度が劣る場合があります。 | 基本的なノットの一つで、練習すれば素早く結束できる。 | 強度がそれほど求められない場合や、初心者向け。 |
私のオススメはFGノットです!
FGノットをオススメする理由!
1. 高い強度
FGノットは、PEラインとショックリーダーを結束する際に非常に高い強度を発揮します。PEラインは滑りやすいため、しっかりと結束しないと結び目が解けてしまうリスクがありますが、FGノットは摩擦力を利用してラインをしっかり固定するため、強度を落とさずに結束できます。
2. キャスティング時のガイド通過性が良い
FGノットはスリムな形状をしており、ガイドに引っかかりにくいのが特徴です。キャスティングを繰り返すショアジギングでは、結び目がガイドに引っかかると飛距離が落ちたり、最悪の場合ガイドを損傷することがあります。FGノットの細く滑らかな結束は、このようなトラブルを避けることができ、飛距離を維持します。
3. 耐久性が高い
FGノットは非常に耐久性が高く、長時間の釣行や激しいファイトにも対応できます。ショアジギングでは、強い引きを持つ大型魚とやり取りすることが多いですが、FGノットはそのような場面でも解けにくく、信頼性があります。
4. 結び目が小さい
他のノットに比べて、FGノットは結び目が小さくまとまりやすいです。これにより、リーダーとPEラインの接続部分がスムーズになり、キャスティングやリトリーブ時にトラブルが減少します。
5. 慣れると結びやすい
初めて結ぶ時には少し練習が必要ですが、一度慣れてしまうと比較的短時間で結べるようになります。手順もシンプルなので、現場で素早く結び直すことも可能です。
これらの理由から、ロックショア、ショアジギングを含む多くの釣りスタイルでFGノットが非常に広く使われており、初心者の方にもオススメです。
2-6ルアーの種類
メタルジグ
ショアジギングで最もよく使われるルアー。
重量があり遠投しやすく、沈みが早いので深場の魚も狙えます。
カラーバリエーションやサイズが豊富で、魚の種類や状況に応じて使い分けられます。
40g〜100gが一般的ですが、風や潮流によってはもっと重いものも選ばれます。
トップウォータープラグ
海面近くを狙う場合に使用されます。
青物やシーバスなどが海面を追いかけているときに効果的です。
ポッパーやダイビングペンシルが代表的なタイプです。
ミノータイプ
魚の泳ぐ動きを模倣するルアー。
比較的浅い場所や岸際の魚を狙う際に使われます。
浮くタイプや潜るタイプがあり、状況に応じて選びます。
バイブレーションプラグ
沈むスピードが速く、広範囲を効率的に探れるため、底付近にいる魚を狙うのに適しています。
それぞれのルアーのカラーやサイズは、釣る魚種やその日の海の状況に合わせて選ぶことが重要です。
シンキングペンシル
浅場や表層を狙う際に使われることが多いが、沈む特性があるため、中層や底付近までじっくりと探ることができます。
飛距離が出やすく、遠投性能が高いのがメリットです。
潮の流れをうまく利用できるため、流れの速い場所でも効果的に使えます。特に、風が強くて軽いルアーだと飛ばしにくいときや、メタルジグほど速い動きを求められない状況での使用が効果的です。
狙う魚種、時間帯によっても使うルアーが変わって来ます!
まとめ:ハマる事間違いなし!
本記事ではロックショアの場所選びとタックルについてまとめました。
打ち寄せる波、落水や転倒も起こる為、決して安全で楽な釣りではないですが、安全に考慮してその中で釣れた貴重な1匹は人生に置いて忘れられない物になるはずです!
ぜひ一緒に忘れられないようなメモリアルフィッシュを釣りましょう✨